心と体を癒やすヒーリングと自然薬の薬局

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シッカリゆうちゃん

ゆうちゃんは小三です。日曜日に家族四人で遊びに来た時、夕方四時半頃になると
「あばあちゃんの所に行って、夕ご飯作らなきゃ!」と私が言うと、
「ゆうも行く!お手伝いするぅ」
おばあちゃんは九四歳です。若いときからずーっと先生として料理、編み物、手芸等を教えて来ていた人です。しっかりしていますが、家事全般は私がしています。それで日曜は店が休みなので、朝夕はおばあちゃんの様子を見ながら食事の世話をしています。ゆうちゃんの顔を見るとニッコリと嬉しそうにして、コタツの上にあるみかんを手に持たせたりします。
ゆうちゃんは台所に入ると、すぐ果物ナイフを持ち

「何を作る!?」と聞きながら
「さつま芋を煮ようか?」
さつま芋を一本とって、水を入れたボールの中に浸しました。
「お味噌汁は?」と聞きます。
「そうねー・・・」「わかめにする?」とゆうちゃんがいう!
「そうね、わかめと小松菜でイイネ」
すると冷蔵庫の野菜室から出して、わかめは水に浸し、小松菜は一本出して切り始める。鍋を出して、水を入れ、火にかける。私は追い立てられながら忙しくなります。
「さつま芋を切る!」「硬いからちょっとばあばが一つ切ってみるね!」
一つ切ってみると、すぐゆうちゃんは小さいナイフでパンパンと切っていく。早い早い!わかめも切る、小松菜も切る。小型の鍋の湯が沸くと、サッサッと入れる。私がミソを出し、お玉に入れるとミソコシの中に入れミソを溶かし、「味見する!」・・・・・・「どう?」「おいしい!」
大豆が好きなゆうちゃんは味見したお皿の中にミソの残りカスも入れて、おいしそうに食べる。
「さつま芋は?」
「フライパンに油を入れて焼いたら、砂糖としょうゆで味付けするね!」
出来たのをゆうちゃんが味見して、おばあちゃんのいるコタツに持って行き、おばあちゃんはにこにこでした。
おばあちゃんが食べ終わったら、
「ベッドの方に行って寝る?」
「うん。ママがみんな消してくれる?」
「そうするからね!」
おばあちゃんは五時半頃ベッドに入りました。いつもは六時にベッドに入ってます。今は暗いから都合がいいです。
そんなシッカリゆうちゃんが
「ばあばのところのサンタさんに、ゆうの欲しいのは三点セットでバラバラに買うと高いからイオンのトイザラスにあるからって言ってね!」と何回も念を押して心配していた。
この可愛さ、胸キューンとなります。

(イラスト : 菊池裕子)