修先生のよもやま噺

怪物から普通の人に!

先日ある薬剤師の女性から「先生も68歳になって怪物から人並になったんですか!」と言われました。又ある霊能師さんからも「菊池先生も若い若いと思っていても皆人並に年を取るのですョ」と言われました。
なるほど人並に老眼になり、目も疲れるようになり、オシッコも近くなってきました。「あぁなるほどナァ」と思い、やっと自然薬を毎日しっかり飲むようになりました。でも「あぁ自分も老眼になったんだナァ」と氣づいて、普通はガッカリとするところかもしれませんが、自分はうれしくなったのです。
小さいことは見えない。物が大まかに見えるより小さい物を見たいと思えば眼鏡をかけて見ればいい。こんなにいいことはありません。年をとったらいろいろ細かいことは見えない方がいいのです。人の細かなことを見なくてもいいように、大きくものをつかんでいくように、どうも神様がしてくださったのだと思います。老眼は目の病氣ではありませんね。

人間は年をとるにつれて、いろいろな機能が衰えて、歩くのが遅くなったり、声に力がなくなったりします。それはありがたいことなのです。衰えを病氣としてみるのは大きなまちがいです。喜ぶべきことなのです。もし老いても若い時と同じように力が強くて何でもできてみてください。若い人の出番がなくなって世の中のバランスも崩れます。老いるということを悔やめば苦になります。けれども喜べば楽になります。ただしボケるのだけは困ります。人間が有終の美を飾るべき時にボケたまま死んでしまったら大変です。だから私は自然薬松寿仙とイチョウ葉は飲んでいます。

老人性痴呆症は性格との関連があるそうです。閉鎖的で無口で人に溶け込めない「閉鎖型」、短氣でかんしゃく持ちの「感情型」、臆病でクヨクヨする「無力型」、潔癖で完璧主義の「強迫型」、頑固で杓子定規な「粘着型」があるようです。
一方、健康老人は社交的で明るい「同調型」です。あなたはどれに入りますか?どれに入りたいと思いますか?人間は思った通りになるといわれます。若いうちに自分自身のパターンを決めておきましょう。

人間はいつでもどこでも何をしていても常に楽しく幸福に生きていけるように完全につくられているようで、もし思うようにいかない場合は「自然」に学びましょう。「植物には教えられ、動物には教えよ」という言葉があります。冬になれば実も葉も落としてしまう植物に見習って、欲をかく生活はやめて、氣を楽にして自分のやりたいことを楽しくやり、自然に溶け込んだ日々を送りましょう。“良いも悪いも楽しんでしまう事”です。

館林は鯉のぼりがギネスに載っていますネ。5月5日は子供の日。うちの直也くんも7月10日で5歳になります。そう鯉のぼりの季節です。広島カープもこの時期は大変頑張ります。
ではあの鯉のぼりがゆうゆうと大空に泳げるのには何が必要でしょうか?そう風ですネ。しかも向かい風でないと泳げません。向かい風があるからこそあの姿が見れるのです。なんだか私達の人生と同じですネ。いろいろな向かい風(困難)に出会いながら、その中を泳がせていただいく。逆境こそがエネルギーになるのですネ。そうです、それゆえその逆境すら楽しむことです。私も68歳になりますがまだまだ向かい風が多いですネ。怪物から普通の人に楽しんでいますョ。