修先生のよもやま噺

『念を入れて生きる』人生はただそれだけ!

「念」という字を分解すると「今」の「心」と書いてあります。「今」の「心」とは!目の前にいる人を大事にして、今、目の前のことを大事にすることそれだけです。「念ずる」という意味には念ずれば未来を呼び寄せられるかとか、念ずれば自分のイメージどおりに未来を作ることができるとか、そういう意味は入っていません。

「念ずる」とはただひらすら今を大事にする心であり、今、目の前の人を大事にし、今、目の前のことを大事にすることに尽きるのです。今をひたすら生きること、今、目の前にいる人を一生懸命に大事にすること。それ以外に人生はありません。

「今日寝て起きたら明日」ではありません。「今日寝て起きたら、起きたときは今日」なのです。明日という日は永久に来ません。常に今日、今、目の前に存在している人を大事にして。やるべきことをひたすら大事にやっていく。人生はただそれだけのようです。

「一日一生ですネ」