秀行先生の為になるお話

梅雨

梅雨の季節になりました。
私が幼い頃の梅雨の雨は“シトシト”と降っていた記憶がありますが、近年の梅雨の雨は“ザーザー”と降りまして、豪雨のようです。
情緒がないといいましょうか、雨具を着て外で子供達が遊んでいるような風景もなくなってしまいまして、少し寂しさを感じてしまいます。
さて、この時季は湿度が高く、肌にまとわりつくような空気感がありまして、身体的に水分の代謝は低下するように思います。
気分的にも晴ればれするような事はなく、少々重たい感じがいたします。
この様な時期でありますから、食欲も少々低下いたしますので、元気もなくなってきます。
漢方喫茶的には“五苓散”をおすすめいたします。水分の代謝を良くし、表を晴らす効果も期待できるでしょう。
また、“清香散”は紫蘇葉を配合していますので、気うつを晴らす効果があります。
食事のバランスが少々悪いのであれば、“レバコール”をお勧めしております。良質のアミノ酸を多く含んでいますので、食事のバランスを取ってくれると思います。
また、表を晴らすには“はしかみ”を香辛料として食事の中に取り入れてみても良いと思います。体表の“気”を巡らせてくれますので、幾分かこの時期を過ごしやすくなると存じます。