秀行先生の為になるお話

健康について

自分の身体について考えてみますと、「健康って何なのだろう?」と、ふと思う事があります。
例えば、足の小指をタンスの角にぶつけただけで歩けなくなったり、肩が凝っただけでやる気が失せたりします。
ほんの些細な事なんですが、それが気になった瞬間、健康ではない様に感じてしまいます。
私自身、足の小指を骨折した事があるのですが、気にしなければ歩けましたし、痛みさえ出なければ、生活も普通でした。
ただ、あまり大事にしなかったので、ちょっと曲がってくっついてしまっていますが・・・気になりません。
さて、「健康」についてですが、世界保健機関(WHO)では次の様に定義しております。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
“健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。”(日本WHO協会訳)

さすがに難しく書かれていますが、快食、快便、快眠、そしてノンストレスって事ですかね。
わたし達は生きていれば必ず老化していきます。その過程で様々なストレスを受けて(肉体的、精神的、金銭的?)、身体にダメージを蓄積させてしまっています。老化+ダメージが、健康を害していると考えます。
老化は身体の様々な機能低下を伴っています。漢方的には「先天の氣」が減っていく事を言っておりまして、「先天の氣」は腎に蓄えられていると考えられています。
それなので、漢方では滋陰で陰を補うという考え方になるのです。
例えば、瓊玉膏はその最たるもので、不足していく氣を補ってくれるのです。その為に色々な老化現象をゆるやかにしてくれます。