秀行先生の為になるお話

神経伝達物質

暑い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
クーラーをガンガンにして皮膚表面が冷えすぎてはいませんか?皮膚表面が閉じてしまうと汗がかけなくなり、熱中症になりやすくなってしまいます。冷やし過ぎに注意しましょう。
また、冷たい飲み物やアイスを食べて胃腸を冷やしてしまうと、食欲が落ちて、夏場を乗り切るための栄養がとれなくなってしまいます。
店で温かい松寿仙を飲んでいただく事があるのですが、温かい松寿仙を飲んで胃のあたりが気持ち良くなる方がたまにいらっしゃいます。冷たい物のとりすぎで、胃が冷えていたのです。
さて、神経伝達物質の代表的なものにセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンがあります。
セロトニンは「幸せホルモン」といわれていて、不眠や過眠や心の安定を左右します。セロトニンが正常に機能しないと、他のドーパミン、ノルアドレナリンが正常に働かないのです。
ドーパミンは向上心とモチベーションをアップさせてくれます。
ノルアドレナリンは集中力や仕事の効率アップなどストレスに対抗しようとする物質です。
これらのバランスをとっているのがセロトニンなのです。セロトニンは腸で作られるものがありますが、トリプトファンを材料として作られています。

セロトニン神経を鍛えるには

  • 規則正しい生活習慣の見直し
  • 太陽の光を浴びる習慣をつける
  • 一定のリズムを持つ運動をする
  • スキンシップをとる(ペットとふれあうのでも良いようです)
  • トリプトファン(材料)をたくさん摂る(乳製品、大豆製品、魚類、ナッツ類、アボガド、バナナ、卵など)
  • 腸内環境を整える(食物繊維、発酵食品)

暑い国は暑い国の生活習慣、食生活があります。
先日、シンガポールに行ってきましたが、食べ物はスパイスの効いた物が多いです。なぜかというと、スパイスは皮膚面の温度を上げて発汗させやすくするのです。汗をかけるようにして、体温を調整して熱中症を予防しているのです。
日本では椒(はしかみ)がありますので、料理に入れて皮膚面を調整してみてはいかがでしょうか。

マーかみん!