裕子先生の家族日記

ドラえもん

平成29年3月5日(日)に109シネマズ佐野で「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」を見る。

朝、大手町子供会のダンボール、アルミ缶、新聞紙の回収があるので、店の前の所に用意して、千代田町へ。娘と孫二人を迎えに車で出発した。

娘の家に到着したら中がごちゃごちゃしていた。
「ケーキは少し冷まさないと固まらないみたい!」娘があたふたしながら言った。ゆうちゃんはゲーム、直ちゃんはボールで遊んでいた。
「パパ、サッカーしよう!」
直ちゃんとパパは外にかけ出した。外はいいお天気だった。
「ゆうちゃん!髪を結んでもらって!」ママが何かをしながら叫んでいた。「ゆうちゃん!ブラシとゴム!」私も早口でゆうちゃんに言った。ゲームを持ったまま、ゆうちゃんが立って動いた。ブラシとゴムを持って、ゆうちゃんが坐った。その後ろに立ってゆうちゃんの髪をまとめた。ゆうちゃんは髪型なんか気にもしないでゲームをしていた。

外から入って来たパパさんが何気なくコーヒーを入れてくれた。
「ありがとう」と礼を言いながら、『何気なく助け合っていて、いいなぁー』と思った。パパさんは日曜出勤で忙しく出ていった。「いってらっしゃい!」と私がそう言っただけ!「ねぇ、洗濯物は?」と私が聞くと、娘はニヤリとしながら「まだ!」私は洗濯物を取りに洗濯機のところに行った。けれどもフタが開けられない。「開けられない!」
「ゆうちゃん!ばぁばに開けてあげて」黙ってゆうちゃんが側まで来て、中間くらいのところを押した。
「なーるほど。」四角い押しボタンがあった。「この袋に入れるんだよ!」とゆうちゃんが青い洗濯物入れをよこした。「はいよ!」
二階の物干し場に行った。新しい若い人の家だ。簡単に、明るく、便利に出来ている。太陽がいっぱい!

その後、夫に電話をして、先に佐野の映画館でチケットを買って待っていてくれる様に連絡をとった。夫は孫二人と遊ぶのが『最高に嬉しい!』という風になっている。娘家族に迷惑だろうと思ったりもするが、よくポケットからお金を出して払っているからヨシとするところかな?と思う。

娘が運転してスムースに到着。待っていた夫と合流。
「さぁ、何か食べる?」と聞くと、子供達が「映画館の中でホットドッグを食べる。」と言う。「じゃ、そうしよう!」ホットドッグと飲み物、そしてポップコーン。

とても明るいよく晴れた春の日だった。ドラえもんの映画は№7のスタジオで、中に入ったら奥へ進み、端の方から上に登ってゆく夫を見ながら、みんなの後ろからついて行く。端から坐り始めた人の前を小さくなって先へ進み、私は中程の所に坐って、身体の前にオーバーを羽織った。映画が始まり、ポーッと暖かさを感じ『気持ちイイナー』って思いました。♡♡♡♡♡目を開けたら、急に大きな音と共にドラえもんが飛んでいた。私は眠ってしまっていた。音も何も聞こえない中にどの位いたのだろうか?

終わってから「ばぁばは映画が始まる時にもう寝ちゃってた!」と笑われた。私も寝ていたとは思ってもみなかったのだ。映画の中味は全くわからない。不思議な世界をドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアンが100万年とか10万年とかを飛んでいた。氷河期だった。

夕食は館林の中で仕事の終わった孫達のパパ、そしてあんちゃんと一緒に夫、修ちゃんの誕生日祝いの会となって、みんなが盛り上がった。直ちゃんが特に張り切って楽しい会となった。上機嫌の夫はポケットからお金を出して精算していた。

この原稿を読んだ夫は「オレのポケットはドラえもんか!」と叫んでいた。

ゆうちゃん

なおちゃん

  • コボちゃんカット
  • ヒョロヒョロしてて、だっこすると手と足がつき出てしまう

(イラスト : 菊池裕子)