直也と結、5才と小4の孫。2週間程会えずにいた。
今日は娘が来ると思って待っていた日の夕方「これからジョイフル本田に行くよ。アイスが100円だから。他の人達と。」と娘から連絡があった。
『今日はきっと家に来る!』と思って、いくつかの惣菜を作って私は待っていたのだ。(そりゃダメだ!)
「私も行くよ、ハンバーグ用に合挽きで作ってあるし・・・・・・」
いつも消極的な私が、咄嗟に動くとアッと言う間である。結ちゃん、直ちゃんの好きなさつま芋のカラメル煮やイカを煮て、待っていたんだからほっておけない。
自分でも惚れ込む程の運転でジョイフル本田に着いた。ガソリンを入れる方の入口からスムーズに入り、駐車できた。2階に上り、エレベーターから降りて、通路を見ると、人の大きな行列が大きな川の様に横たわっていた。
「この中にいるの?!」
とりあえず食堂の方へ行き、入口で呆然と立っていると、中の方から娘が歩いて近づいてきた。
「アーッ、良かった。すごいね。」
「ウン、おばあちゃんもいるよ。」
もうアイスは食べ終わっていた。直ちゃんはいつもの様にあちこち走り回り、飛び跳ねている。結ちゃんはテーブルのところに腰掛けて何かをしていた。
「結ちゃん!」「結ちゃん!」
声を掛けても知らん顔で無視していた。
「あれ?結ちゃん変った?」
娘もお姑さんも「この頃ね!」と合づちをうつ。変らないのは直ちゃんだけだ・・・・・・。大きくなっていくのも淋しいなー。
そして5月の第2日曜、母の日。娘が「家に来てね。夕食を食べようね。」との誘いがあった。有難いものです。でも、5月5日の子供の日のプレゼントがいるのだ。羽生のイオンに行って、結ちゃんの品物をあさる。何と、財布。小さいバッグ型。子供の世界も想像つかなくなっていた。5才児はおもちゃ。
私はツッカケ。そんなものはイオンには売っていなくて、赤いふんわりしたのを見つけてプレゼントしてもらった。
昼食もすごい。
「こんなに人が集まっているのか?」驚くというより感心する。その間、ずっと結ちゃんが先導してくれていた。自分の席も食事を注文する所も人々人々で、どこに帰って行くのか訳がわからなくなった。結ちゃんは娘(ママ)と私の間を行ったり来たりして気を使ってくれていた。いつもの結ちゃんだった。
直ちゃんはチョロチョロしていたが、ジュースを飲みたい時には自販機の側にいて動かなかった。それも丁度良い具合に自販機が置いてあるのだった。
一つの店で結ちゃんのものを見つけている時、直ちゃんのチョロチョロした姿が見えなくなって、娘に聞いたら「スマホを渡しちゃったの!」と答える。手すりの下に坐ってゲームに夢中になっている直ちゃんがいた。横には夫が立っていた。
千代田の娘の家に帰って、娘の用意した夕食になった。2人の孫はきちんと坐って、しっかり順序よく、全部食べた。
「直ちゃん、すごいね。みんな食べたね!」
しっかり成長している。頼もしい子供達なのだ。嬉しい、いい母の日だった。
『ありがとう』です。
カサを振り回す
何でも長いものを振り回す
(イラスト : 菊池裕子)