裕子先生の家族日記

お手伝い 後編

平成二七年三月
「お手伝いする! 卵焼きをつくる! おみそ汁をつくる‼」
みそ汁の具を切る。大根の皮をピューラーでむき、ira_daikonと、どんどん切る。切り方も聞かないで集中してる。キャベツ1/4個ira_kyabetuも切る。そして、ほうれん草を見つけそれも切り、水につけたり、お湯につけたりしていた。何か考えてる様子?
野菜たくさんのおみそ汁はおいしかったね。

ira_misosiru

「ハンバーグ」
生パン粉に牛乳を入れておく。玉ねぎのみじん切りは私が炒めて冷ましておく。
大きなボールにひき肉、パン粉、玉ねぎを入れると、腕まくりをした結ちゃんが、卵二つを割り入れ、やる気まんまん。あと十日位で二年生になる頃です。
両手でこねる。ira_hand
たたいてこねる。
「冷たくない?」
「大丈夫」
型をつくる。
小さな指の間から肉がとび出る。
十二個も作ってくれました。

ira_humburg
焼く時少し黒くしちゃったのはばぁばです。
ごめんね。
でも、とてもおいしかったです。
この時はイスがなかったですね。
そしたら直也くん三歳の時です。「お手伝いする!」と言って、やっぱりイスを運んで来た。やる気まんまん。結ちゃんがいない時だった。
ところが集中しない直也くん。
どこかムチャクチャで危なくって!
そして、どこかへ行っちゃうし、まだまだその先はあてに出来ません。

ira_isu4

(イラスト:菊池裕子)