裕子先生の家族日記

6月15日

梅雨の蒸し暑い朝、直ちゃんはトイレでママのウンチ指導中にふざけて大げさに後ろにのけぞって洗面台の角に頭をぶつけてしまった。大泣きしたものの、その後は普段通りに過ごした。夕方遅く車で帰宅する時「頭が痛い」と2回程言ったというのでママは心配になった。

翌朝、起きたら鼻血が出ていて、シーツも赤く色づいていたと心配して娘から電話があった。【頭を強く打った】【時々痛がる】【鼻血】・・・それを聞いて「明日朝、脳外科に連れて行くよ!」と私は返事をする。

さらに翌朝、直ちゃんは元気一杯。何で病院に行くんだろう?連れて行くんだろう?静かに座っている患者さんの間や広い部屋を直ちゃんは水を得た魚の様に走り回り、飛び回り、ポーズを決める。頭も汗をかいている。呼べば「キャーキャー」言いながら逃げる。入り口ホールでジュースを飲ませながら遊ばせて診察の順番が来るのを待つ。その間におしっこ3回、ウンチ1回のトイレ通い。2時間待ってようやく先生の前へ。

「鼻血は耳鼻科ですね。頭を打ったら3時間が勝負です。吐いたり、様子がおかしかったりしたら、すぐ救急車です。今は放射線被爆がうるさいのでCTは撮りませんよ。」

「ハイ、有難うございました」

これで一応安心なのだ! ねっ!