裕子先生の家族日記

顔が口だけになって大きな泣き声!直也なぜ泣くの?

直くんは赤ちゃんの時から泣き声が大きく、よく泣く子だった。
「ハイハイハイヨ!」「よし、よし、よし」とこちらも大声で応じても泣き声には叶わなかった。
ママが出かける時に預かった時は三ヶ月位の乳児だった。始めから泣かれて仕方なくおんぶして外に出てみたが、赤ちゃんは目をつむって泣き叫ぶばかりで「いじめ」「虐待」が騒がれる頃なので、少し歩いて早々に家の中に戻ったりした。
大きな声で泣く子は育つとか、元気な証拠とか言われてるけれど、咳をする、鼻水も出る、お腹もこわす、熱も出す。
四ヶ月位の頃に眠いのに眠らなくて、おんぶすると髪の毛を強くつかむ、思い切り反り返る。車に乗せて走り廻って四十五分経っても眠らない。降りると泣く。それなのにママが抱くと黙る。
三才でも、四才になっても泣く。隣りに住む直くんの祖父が「毎日朝からよく泣いてるなー」と、つぶやいていた。
四才になった今は自分の我を通すため、人の顔色を見ながら泣く時がある。そうなるとママは悩み始める。
先日の新聞の人生相談に我がままな兄弟についての回答があった。
構いすぎるから相手もそれに慣れてしまい構って欲しくて大人気ない行動をする。つまり甘えているのです。あなたがビクビクすればする程つけあがらせるのです。
子供と大人、道理は同じなのだ。
ワァワァ泣く子供のうちに利口な態度でパパとママに頑張ってもらいたいものです。

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(イラスト : 菊池裕子)